NTT東日本とシスコシステムズは2025年6月6日、中小企業が直面する経営課題に対応するための新しいITソリューションサービスの共同検討を目的に、業務提携契約を締結したと発表した。日本の中小企業が直面している「ITの複雑さ」という壁を取り払い、「回線につなぐだけ」で大企業基準のセキュリティと最新テクノロジーをシンプルかつ手軽に享受できる未来を目指す。
（左から）シスコシステムズ 副社長執行役員 望月敬介氏、同社 社長執行役員 濱田義之氏、NTT東日本 代表取締役副社長 星野理彰氏、同社 先端テクノロジー部次長 山本晋氏
具体的には、トラフィックやシステムの状態をリアルタイムで可視化して問題の早期発見と迅速な対応を可能にする「オブザーバビリティ」、24時間365日の自動監視と最新脅威への対応による「大企業基準のセキュリティ対策」、ネットワーク経由で端末のトラフィックを最適化して接続端末を安全かつ最新な状態に維持する仕組みなどを展開していくという。
また、これらのサービスは月額定額制で提供する予定。両社はサービスの本格提供に向け、実際の中小企業の現場における運用と効果を検証・評価する実証実験を今後行っていく計画だ。
